新発田公開講座が開催されました。

10月26日(木) 第159回 新発田公開講座が開催されました。

今回は当院、栄養課課長の久志田さんより、『災害備蓄食・病院食』について講義がありました。講義の内容は、以下の2点です。

①災害備蓄食

②病院食

まず、前者から説明しますと、当院は災害拠点病院であり、何らかの災害によって、ライフラインが遮断され、給食を作ることができなかったことを考慮して、入院される患者さんの3日分の非常食を備蓄しています。しかしこれは、とても大変なことなのです。

なぜかと言うと、当院に入院できる患者さんの数は約500人分です。患者さんに提供する食事量を単純計算しても500×1日3食分×3日分、1日に摂取する飲料水も1日 1人1㍑と考えれば、相当な量となるでしょう。これら非常食を消費期限などに配慮しながら、当院では常備保管しています。

続いて、病院食についてです。人にとって食欲は大切な欲求の1つです。入院生活において重要な関心事と思われます。栄養を取らなければ、治る病も治らなくなる場合があるかもしれません。その食事を限られた予算と食材を活用し、安全で、美味しく、患者さんに合わせ食べやすい形(例えばやわらか食、ソフト食など)に工夫しているとのことです。しかもこれらには、食物アレルギーにも対応しなくてはならないとのことで、日頃の苦労が伺えます。

当日は、試食もあり貴重なお話も聞くこともでき、頭もおなかも満たされました。

栄養課と調理師の皆さん、ごちそうさまでした。

 

リハビリテーション科 渡邉 大樹

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