放射線科
特色
当院の放射線科は新潟県北部、下越地区の基幹病院として放射線(画像)診断、核医学、放射線治療の3部門を担当し、特にIVR関しては、血管、非血管ともに精力的に取り組んでいます。
また、院内の診療のみならず病診連携の一環として地域で開業されている先生から依頼されるCT,MRI,RIなどの諸検査も積極的に受け入れています。
主な検査、治療について
CT
64列のヘリカルCT2台体制で毎年2万件を超える検査を行っております。従来のCTの更新で最新のCTに代わったことで、低被ばくで高精度の画像が得られるようになっております。以前は困難であった心臓CTや大腸CTなども積極的に行っております。
MRI
3Tと1.5Tの2台体制で年間5千から6千件の検査を行っております。特に3T装置では高分解能を利用して上腹部や泌尿器科領域での精度の高い造影ダイナミック検査や婦人科領域の精査、頭部をはじめとするMRAなどで効果を発揮しています。
IVR
(血管造影) 脳血管と循環器以外のすべての血管検査と非血管検査の大半を受け持っています。IVRの中では肝胆道系の症例が多く、肝癌に対するTACEなどがもっとも行われています。最近では血管外科と連携して行っている閉塞性血管病変に対するPTAやステント治療、大動脈ステントグラフト内挿術の件数も増加しています。喀血や消化管出血、外傷性の血管損傷に対する止血目的の緊急IVRにも対応しています。
非血管IVRでは胆道系の症例が多く、PTCD,ステント治療の症例も多くなっています。
RI
現状ではSPECT2台体制ですが、27年度からPET-CTが導入されています。
放射線治療
年間の新患登録件数は220~230件で外来治療を主体に行っております。
2022年6月から稼働している新しい治療装置では、画像誘導放射線治療が可能となり、より正確に治療が行えます。
放射線治療では、根治的な治療だけでなく、疼痛の緩和やQOLの向上を目指した緩和的な治療も行っております。
スタッフ
中川 範人 | 山名 展子 | 田﨑 晃一郎 |
清野 康夫 |
「外来診療担当医一覧」こちらをご覧ください。