令和3年度 新潟県立新発田病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 1120 238 193 279 532 807 1736 2521 1896 500
・ 当院の一般病棟を退院された患者さんの年齢階級別患者数です。
・ 全9,822人のうち、60歳以上が67%を占めており、10歳未満は13%を占めています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx9910xx 狭心症、慢性虚血性心疾患-手術なし-処置1:1あり-処置2:なし 186 3.55 3.06 0.00% 67.28
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎-限局性腹腔膿瘍手術等-処置2:なし-副病:なし 149 14.86 9.21 6.04% 77.66
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患-経皮的冠動脈形成術等-処置1:なし、1,2あり-処置2:なし 136 5.50 4.36 1.47% 68.59
060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍-内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 118 6.11 7.96 0.00% 75.25
050210xx97000x 徐脈性不整脈-手術あり-処置1:なし、1,3あり-処置2:なし-副病:なし 81 9.65 10.24 4.94% 80.33
・ 当院の内科は循環器内科、消化器内科、呼吸器内科、腎臓内科、血液内科、代謝内分泌内科で構成されています。
・ 循環器内科では心臓疾患や血管疾患の診断および薬やカテーテルなどでの治療を行っています。
・ 消化器内科では食道・胃・小腸・大腸などの消化管の病気や、肝臓・胆嚢・膵臓などの病気全般の診断・治療を行っています。
・ 呼吸器内科では肺癌を中心とした悪性疾患、肺炎・肺結核などの呼吸器感染症、気管支喘息・間質性肺炎・膠原病肺などのアレルギー疾患、COPDなどの慢性呼吸不全、睡眠時無呼吸症候群といった、幅広い疾患を治療しています。
・ 腎臓内科では急性糸球体腎炎、急速進行性糸球体腎炎、急性腎不全などの急性腎臓病をはじめ、慢性糸球体腎炎、糖尿病性腎症、ネフローゼ症候群、膠原病関連の腎疾患、慢性腎不全などの慢性腎臓病(いわゆるCKD)の診断と治療を行っています。
・ 血液内科では各種貧血、白血病・骨髄異形成症候群や悪性リンパ腫・多発性骨髄腫などの造血器腫瘍、特発性血小板減少性紫斑病や血友病などの出血性疾患、HIV診療をはじめとする免疫不全疾患等を担当しています。
・ 代謝内分泌内科では糖尿病を中心とする脂質異常症、肥満症、高尿酸血症、高血圧症などの生活習慣病と甲状腺、脳下垂体、副腎などの内分泌疾患(ホルモンの病気)の診療を行っています。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080270xxxx1xxx 食物アレルギー-処置1:あり 204 2.03 2.13 0.00% 3.91
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他)-副病:なし 168 5.42 5.83 0.00% 0.78
030270xxxxxxxx 上気道炎 73 4.14 4.78 0.00% 2.38
140010x199x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上)-手術なし-処置2:なし 55 7.98 6.13 3.64% 0.00
080270xxxx0xxx 食物アレルギー-処置1:なし 54 2.00 2.35 0.00% 9.69
・ 小児科の一般病棟には年間約1,000~1,100人のお子さんが入院しています。主な入院疾患は、肺炎、クループ症候群などの呼吸器疾患、発熱、嘔吐、下痢などが主症状の急性胃腸炎、発熱に伴う熱性けいれん、川崎病、尿路感染症、アナフィラキシー・食物アレルギー・気管支喘息・アトピー性皮膚炎(教育入院)などのアレルギー疾患です。
・ また、当院は県北唯一の救命救急センターのある病院の小児科です。救命救急センターは24時間、365日オープンしており、発熱などの一次救急~救急救命治療を必要とするような重症患児まで診療しています。けいれんの持続、意識障害、呼吸困難、重症外傷などの重症患児は救命センター内のICU(集中治療室)に入室していただき、絶え間ない医療体制で治療を行なっています。また、NICU(新生児集中治療室)も県北で唯一備えており、主に県北の未熟児あるいは重症新生児を診療しています。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上)-ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 76 2.97 4.74 0.00% 67.97
060035xx010x0x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍-結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等-処置1:なし-副病:なし 61 11.07 15.76 1.64% 69.70
060150xx99xx0x 虫垂炎-手術なし-副病:なし 53 5.93 7.31 1.89% 40.89
060020xx02xxxx 胃の悪性腫瘍-胃切除術 悪性腫瘍手術等 52 13.15 18.34 3.85% 71.71
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍-乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等-処置1:なし 51 6.49 10.15 0.00% 69.94
・ 当科は一般消化器外科の治療を行っています。食道から肛門までの消化管疾患、肝臓・胆のう・膵臓・脾臓などの臓器疾患、および乳腺、甲状腺、ヘルニアなどの一般外科が対象です。
・ また、当院の特徴として、救急患者さん、重症患者さんが多いことがあげられます。事故などの外傷や腹膜炎、腸閉塞などで緊急手術される患者さんは年間180~200人に及びます。当院はいわゆる総合病院で心臓、肺、腎臓、肝臓、血液などを専門的に扱う内科や外科、さらに麻酔専門医がおりますので心臓疾患で治療中とか、腎不全で人工透析中など持病をもった重症患者さん、地域がら80~90歳の高齢患者さんなどに対しても積極的に手術治療を行っております。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折-人工骨頭挿入術 肩、股等 172 19.76 25.32 66.28% 82.60
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。)-人工関節再置換術等 49 22.49 23.02 8.16% 71.82
160850xx01xxxx 足関節・足部の骨折・脱臼-骨折観血的手術 鎖骨、膝蓋骨、手(舟状骨を除く。)、足、指(手、足)その他等 45 15.40 18.36 24.44% 57.18
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。)-人工関節再置換術等 44 18.96 20.63 22.73% 68.86
070343xx97x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎-その他の手術あり-処置2:なし 24 14.42 15.77 12.50% 70.88
・ 常勤医10名で外傷のみならず広範な整形外科疾患に対応しておりますが、特に股関節疾患、膝関節疾患、脊椎・脊髄疾患、上肢・手の疾患、スポーツ外傷・障害に対しては7名の専門医が治療を行っております。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010050xx02x00x 非外傷性硬膜下血腫-慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等-処置2:なし-副病:なし 43 8.86 11.78 20.93% 76.53
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷-手術なし-処置2:なし-副病:なし 29 15.69 8.30 44.83% 68.38
010030xx9910xx 未破裂脳動脈瘤-手術なし-処置1:あり-処置2:なし 26 2.31 2.99 0.00% 63.58
010040x199x0xx 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10以上)-手術なし-処置2:なし 25 16.44 22.42 64.00% 72.24
010060x2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満)-手術なし-処置1:なし-処置2:2あり-副病:なし-発症前Rankin Scale 0、1又は2 22 13.86 15.57 45.45% 72.18
・ 当院の脳神経外科は、脳(頭部)に関する問題を救急外来・一般外来・入院で扱っています。その中でも手術対象になる病気はすべて診ますが、手術にならない病気も診察しています。
・ 一番多く扱っているのは脳血管障害(いわゆる脳卒中)全般ですが、そのほか脳腫瘍や頭部外傷なども脳神経外科の専門領域です。基本的には発症間もない急性期の治療が中心で、落ち着いたあとのリハビリ・投薬などは他施設にお願いしています。
呼吸器外科・心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx97x00x 肺の悪性腫瘍-手術あり-処置2:なし-副病:なし 62 9.74 10.47 0.00% 67.08
050163xx03x0xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤-ステントグラフト内挿術-処置2:なし 19 13.21 11.06 0.00% 77.00
040200xx01x00x 気胸-肺切除術等-処置2:なし-副病:なし 11 8.00 9.86 0.00% 26.55
050080xx0101xx 弁膜症(連合弁膜症を含む。)-ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等-処置1:なし-処置2:1あり 11 24.09 21.93 9.09% 70.09
050180xx02xxxx 静脈・リンパ管疾患-下肢静脈瘤手術等 10 3.40 2.75 0.00% 62.20
・ 肺の悪性/良性疾患、胸膜疾患、縦隔疾患などに対する外科的治療を行っています。肺腫瘍や気胸に対しては、胸腔鏡下手術などの低侵襲手術を積極的に行っています。
・ 心臓・血管疾患に対する外科的治療(手術)や血管内治療を中心に診療を行っています。県北では心臓血管外科は当院にしかないため緊急や重症患者も積極的に受け入れており、緊急手術も多数行っています。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍-腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 51 7.02 6.04 0.00% 43.92
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍-子宮全摘術等 29 12.07 9.46 0.00% 43.66
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍-卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 23 7.26 6.11 0.00% 35.48
120100xx01xxxx 子宮内膜症-子宮全摘術等 20 8.40 7.20 0.00% 41.55
120010xx99x50x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍-手術なし-処置2:5あり-副病:なし 18 3.94 4.23 0.00% 56.39
・ 当科は、婦人科領域の悪性腫瘍(がん)の早期診断と治療にも力を入れています。
・ がんの治療は年々進歩していますが、進行したがんはやはり治療が大変です。一方、たとえがんでも早期に見つかれば、比較的軽い治療で完全に治ります。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎-手術なし 37 5.05 5.71 0.00% 49.68
030428xxxxxxxx 突発性難聴 29 9.00 8.75 0.00% 60.24
030390xx99xxxx 顔面神経障害-手術なし 22 9.18 9.01 0.00% 58.55
030400xx99xxxx 前庭機能障害-手術なし 21 5.91 4.92 0.00% 69.81
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 20 7.60 6.47 0.00% 51.00
・ 当科は、常勤医師2名で耳鼻科全般の検査、診断、治療を行っています。
・ かかりつけの耳鼻科で治りが悪い場合や症状が重い方については、内視鏡写真を見ながら説明したり、必要に応じて検査を追加して治療を行っています。
脳神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満)-手術なし-処置1:なし-処置2:4あり-副病:なし-発症前Rankin Scale 0、1又は2 49 15.22 15.63 36.73% 72.73
010040x199x0xx 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10以上)-手術なし-処置2:なし 34 19.50 22.42 76.47% 79.97
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満)-手術なし-処置1:なし-処置2:なし-副病:なし 30 17.87 18.90 63.33% 74.13
010230xx99x00x てんかん-手術なし-処置2:なし-副病:なし 26 8.50 7.22 7.69% 68.62
010060x2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満)-手術なし-処置1:なし-処置2:2あり-副病:なし-発症前Rankin Scale 0、1又は2 25 14.72 15.57 48.00% 72.48
・ 脳神経内科とは脳、脊髄、それらから出てくる神経(末梢神経)、筋肉の異常で体が不自由になった方を診療する科です.
・ 当科では次の疾患を取り扱っております。①脳血管障害(脳梗塞、脳出血等)、②神経変性疾患(パーキンソン病及び関連疾患、レビー小体型認知症、アルツハイマー病、脊髄小脳変性症、筋萎縮性側索硬化症等)、③感染症(細菌性髄膜(脳)炎、ウイルス性髄膜(脳)炎等)、④免疫性疾患(多発性硬化症、膠原病に伴う神経疾患、血管炎症候群、傍腫瘍症候群等)、⑤内分泌・代謝疾患(ミトコンドリア病、脂質代謝異常症、ビタミン欠乏症等)、⑥末梢神経疾患(ギラン・バレー症候群、慢性炎症性脱髄性多発神経炎等)、⑦筋疾患・神経筋接合部疾患(多発筋炎・皮膚筋炎、筋ジストロフィー症、重症筋無力症等)⑧その他(てんかん、片頭痛等)
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍-膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術-処置2:なし 127 5.79 7.02 0.00% 74.98
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍-手術なし-処置1:あり 127 2.10 2.50 0.00% 71.86
11012xxx020x0x 上部尿路疾患-経尿道的尿路結石除去術-処置1:なし-副病:なし 47 4.89 5.56 0.00% 66.51
11012xxx04xxxx 上部尿路疾患-体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(一連につき) 42 3.02 2.59 0.00% 61.17
110070xx99x20x 膀胱腫瘍-手術なし-処置2:2あり-副病:なし 38 3.71 9.65 0.00% 71.68
・ 当科は、尿路系(腎、腎盂、尿管、膀胱、尿道)と男性生殖器(前立腺、精巣、陰嚢、陰茎など)ならびに副腎の疾患を対象として診断と治療を行っています。
・ 取り扱っている主な疾患は腎がん・膀胱がん・前立腺がんなどの悪性腫瘍、尿路感染症、尿路結石症、前立腺肥大症や膀胱の神経障害による排尿・蓄尿障害などですが、県北の広域基幹病院という立場から、小児から高齢者まで泌尿器科全般に幅広く対応しております。
・ 当院は地域がん診療拠点病院であり、泌尿器科でも悪性腫瘍の患者さんが多くを占めます。また、3次救急病院であることから尿路の重症感染症や外傷が多いのも特徴です。
救急科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
161070xxxxx00x 薬物中毒(その他の中毒)-処置2:なし-副病:なし 24 2.33 3.70 4.17% 41.79
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎-手術なし-処置2:なし - - 33.59 - -
161020xxxxx00x 体温異常-処置2:なし-副病:なし - - 6.45 - -
160450xx99x10x 肺・胸部気管・気管支損傷-手術なし-処置2:あり-副病:なし - - 10.84 - -
160450xx99x00x 肺・胸部気管・気管支損傷-手術なし-処置2:なし-副病:なし - - 9.48 - -
・ 当科は、新潟県下越地方の「阿賀北」と呼ばれる地域(人口約20万人)を医療圏として、脳卒中、心臓病、多発外傷、重症熱傷、中毒などの治療を担っています。
・ 初期診療を専従医で行い、必要に応じて専門科に応援を依頼します。救命救急センターは平成18年の病院移転とともに開設された比較的新しい施設ですが、平成25年4月に救急科が新設され、一層の充実を図っているところです。ドクターヘリ事業や救急隊活動とも緊密に連携し、年間5,000件以上の救急車やドクヘリ搬送に対応しています。
・ 患者数が10未満の場合は「-」で表示しています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 144 21 16 16 46 41 1 8
大腸癌 49 31 54 19 62 33 2 9
乳癌 16 26 3 2 34 11 1 8
肺癌 61 10 44 90 56 154 1 8
肝癌 2 3 1 2 27 34 2 6
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
・ 罹患率の高い5つのがんについて、集計期間に入院治療を行った、初発患者の病期分類による延べ患者数、再発患者の延べ患者数を示しています。
・ 当院では、胃がん、肺がん、大腸がんの患者数が多くなっています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 2 10.00 30.00
中等症 39 15.03 76.00
重症 24 18.29 82.04
超重症 17 18.59 85.41
不明 - - -
・ 重症度分類はA-DROPスコアを用いています。
・ 当院では「中等症」の症例が最も多く、全体の4割強を占めています。また、高齢となるほど重症度も高くなり、平均在院日数も長くなる傾向が有ります。
・ 患者数が10未満の場合は「-」で表示しています。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 331 17.85 76.02 43.21%
その他 37 15.00 71.81 4.08%
・ 発症から3日以内の症例が約9割を占めます。
・ 転院率が高いのは、脳卒中地域連携パスを整備し、地域の医療機関との連携体制を整えているためです。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍胃粘膜) 116 0.01 5.09 0.00% 75.24
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 111 4.52 2.12 2.70% 68.74
K654 内視鏡的消化管止血術 90 2.66 8.06 7.78% 72.46
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 78 6.90 9.44 10.26% 78.82
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) 68 0.02 13.97 7.35% 72.76
・ 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術、経皮的冠動脈ステント留置術が多く100件を超えています。
小児科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K9131 新生児仮死蘇生術(仮死第1度) 12 0.00 25.17 8.33% 0.00
K7151 腸閉塞症手術(腸重積症整復術)(非観血的なもの) - - - - -
K9132 新生児仮死蘇生術(仮死第2度) - - - - -
K300 鼓膜切開術 - - - - -
・ 新生児仮死蘇生術が最も多くなっています。
・ 患者数が10未満の場合は「-」で表示しています。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6335 鼠径ヘルニア手術 74 0.96 1.01 0.00% 67.47
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 50 1.10 3.24 0.00% 63.74
K7193 結腸切除術(全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術) 49 4.20 12.10 4.08% 71.14
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 31 1.00 3.03 0.00% 62.16
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 27 1.52 7.07 0.00% 67.81
・ 鼠径ヘルニア手術が最も多く、次いで、腹腔鏡下胆嚢摘出術が2番目に多くなっています。
・ 手術治療が中心ですが、手術後の抗がん剤治療も効果があり、当院でも積極的に行っております。手術は主に腹腔鏡手術による切除術です。入院期間の予定は術後8~9日です。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) etc. 115 1.32 15.50 60.00% 80.13
K0821 人工関節置換術(股) etc. 99 1.28 18.56 18.18% 70.07
K0811 人工骨頭挿入術(股) etc. 66 2.11 17.15 68.18% 83.41
K1422 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(後方又は後側方固定) 33 5.12 18.52 48.48% 70.00
K0462 骨折観血的手術(前腕) etc. 32 2.81 5.94 18.75% 58.28
・ 骨折観血的手術が最も多くなっています。
・ 高齢者に多い大腿骨近位部骨折は年々増加傾向にあり、手術件数は約300件に及んでいます。
・ 大腿骨近位部骨折に対しては早期手術を心掛けており、重篤な合併症がなければ搬送当日か遅くとも48時間以内に手術を行い、早期にリハビリテーションを開始しています。その後は隣接する県立リウマチセンターと新潟リハビリテーション病院および近隣の病院へ回復期リハビリテーションをお願いしております。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 41 0.95 6.81 21.95% 76.80
K1781 脳血管内手術(1箇所) 29 2.48 20.07 24.14% 65.93
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) 14 5.93 28.64 14.29% 70.71
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) 14 1.29 32.36 50.00% 65.07
K178-4 経皮的脳血栓回収術 12 1.83 25.25 58.33% 78.33
・ 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術が最も多くなっています。
・ 当科で主に行っている手術は脳動脈瘤クリッピング、脳腫瘍摘出、脳血栓回収術、慢性硬膜下血腫のドレナージ、水頭症のシャントなどです。
呼吸器外科・心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超えるもの) 29 1.86 6.83 0.00% 66.93
K5612ロ ステントグラフト内挿術(腹部大動脈) 22 6.27 10.82 4.55% 78.59
K5612イ ステントグラフト内挿術(胸部大動脈) 15 5.07 11.53 0.00% 71.67
K5143 肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) 13 1.92 8.77 0.00% 66.69
K5131 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除)) 12 4.67 1.92 0.00% 25.83
・ 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超えるもの)が最も多くなっています。
・ 当科では狭心症に対する冠動脈バイパス術、心臓弁膜症に対する弁置換術や弁形成術などの心臓疾患に対する手術や大動脈瘤に対する人工血管置換術やステントグラフト手術を積極的に行っています。
・ 血管内治療でもあるステントグラフト手術は新潟大学呼吸循環外科とも連携を取って行っています。また、急性大動脈解離や破裂性大動脈瘤に対する緊急手術も積極的に行っています。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 46 1.33 4.87 0.00% 47.48
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡によるもの) 38 1.42 4.92 0.00% 37.32
K877 子宮全摘術 28 2.04 8.68 0.00% 51.96
K8881 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(開腹によるもの) 15 2.27 8.67 0.00% 52.53
K889 子宮附属器悪性腫瘍手術(両側) 14 1.86 8.36 0.00% 57.14
・ 腹腔鏡下腟式子宮全摘術が最も多くなっています。
・ 子宮筋腫や良性卵巣腫瘍などの婦人科の良性疾患の治療についても経験が豊富です。特に、近年では身体への負担の少ない手術を目指し、腹腔鏡手術を積極的に行っています。
・ 子宮全摘術も腹腔鏡を用いることにより従来より傷の小さい手術が可能となっています。
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 18 1.00 8.17 0.00% 30.67
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 15 1.33 5.73 0.00% 55.73
K347 鼻中隔矯正術 10 1.00 4.10 0.00% 40.50
K287 先天性耳瘻管摘出術 - - - - -
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術4型(汎副鼻腔手術) - - - - -
・ 口蓋扁桃手術(摘出)が最も多くなっています。
脳神経内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K178-4 経皮的脳血栓回収術 21 0.29 18.52 52.38% 74.57
K597-3 植込型心電図記録計移植術 - - - - -
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 - - - - -
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) - - - - -
K154-3 定位脳腫瘍生検術 - - - - -
・ 経皮的脳血栓回収術が最も多くなっています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 125 1.87 2.67 0.00% 75.03
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 47 1.70 2.60 0.00% 66.77
K768 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術 41 0.20 1.78 0.00% 61.51
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 26 0.89 8.77 19.23% 73.81
K773 腎(尿管)悪性腫瘍手術 22 3.05 8.77 0.00% 69.32
・ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用)が最も多くなっています。
・ 手術は可能な限り小切開で行っており、症例に応じて腹腔鏡を用いた内視鏡手術を選択し、患者さんの術後の負担軽減に努めています。
・ 近頃日本で増え続けている前立腺癌は、当科でも最も多数を占める癌です。早期発見により手術や放射線治療で根治が期待できる癌ですが、最近当科では従来一般的には手術の対象とならなかった局所進行癌に対しても、症例によっては積極的に根治を目指す広範切除術を行っています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 6 0.06%
異なる 22 0.22%
180010 敗血症 同一 19 0.19%
異なる 18 0.18%
180035 その他の真菌感染症 同一 3 0.03%
異なる 1 0.01%
180040 手術・処置等の合併症 同一 40 0.41%
異なる 1 0.01%
・ 医療の質の改善のため、ゼロにはできないものの改善すべきものとして重篤な疾患である敗血症、播種性血管内凝固、手術処置の合併症について発生率を集計しています。
更新履歴