院外報・新発田病院だより

Web版新発田病院だより 第23号2006年8月

・・・新・新発田病院は、11月1日に開院します。・・・

新病院移転にご協力をお願いします
県立新発田病院事務長 土田 茂

当院の運営につきましては日頃よりご協力いただき、厚く御礼申しあげます。

新・新発田病院の建物は8月15日に竣工し、今後駐車場などの外構工事や医療機器の搬入・据付等、11月1日の開院に向けた準備が本格化す ることとなります。新病院への医療機器等の移転作業については、開院前の10月下旬からピークをむかえることになり、また、入院患者さんの搬送は開院直前 の土曜日、日曜日(10月28、29日)を予定しています。(新発田病院とリウマチセンター分です。)

これらの大規模な引越し作業を安全に行うために、開院日前後に ついては以下の予定で診療の制限を行う予定としております。

  • 開院日:平成18年11月1日(水)
  • 病院引越作業:
    物品移転   10月21日(土)〜31日(火)
    入院患者搬送 10月28日(土)〜29日(日)
  • 診療制限:
    休診日    10月25日(水)〜31日(日)
    ※なお、休診日の前後数日は一部診療時間等の制限があります。

なお、詳細な日程は今後、院内掲示や各種の広報等でお知らせします。
病院の移転は大きな事業となりますが、移転に当たっては患者さんの安全を最優先とし、また、移転作業を計画的・効率的に実施し、移転がスムーズに進み、新 病院での診療が早期に軌道に乗るよう職員一丸となって取り組む所存です。

地域の皆様、また、患者さんに多大なご迷惑・ご負担をかけることとなりますがご理解とご協力を心からお願いいたします。

健康のためにちょっと役立つ話健康のためにちょっと役立つ話
便秘について

内科 本間 照

便秘とは

便が詰まってでない、なんだかすっきりしない、便が残っているような気がする。…気持ちよく出てくれなければ便秘。そして便秘は吹出物やにきびの原因だけではなく、胆石や憩室炎、乳癌や大腸癌の発生にも関係すると言われています。

ところで、一体どのくらいうんこが出ればよいのでしょうか。1日1回が普通という人が多いようですが、1日2-3回、あるいは2-3日に1回が普通とい う人もいらっしゃいます。日本人の平均は15日間に14回の排便が平均的といわれています。うんこの量は1日150g、つまりバナナ1本半が、日本人の平 均とされています。これに対して欧米人では50gが平均だそうです。パプアニューギニアの人たちは1日1kgもうんこをするそうです。ですから、人種差、 食事内容によって随分変化があるのです。

ではうんこの中身はなんでしょう? 主成分は水(65-75%)、胃腸細胞のカス、腸内細菌の死骸等なのです。食べ物のカスはほとんどが処理されわずかの量しか便として排せつされません。人 体は食物を効率良く消化、吸収しエネルギーとして、身体の構成要素として利用しているのです。ですから、今日はたくさん食べたから、また何も食べなかった からといって便の量が極端に変化することはなく、便は毎日あるはずなのです。

  • 機能性便秘
    1)一過性単純性便秘:食事・生活の変化
    2)常習性便秘(習慣性便秘)
    • a. 弛緩性便秘
      老人や病人、痩せた内臓下垂気味の人に多い。
      大腸の運動機能が弱いために便をスムーズに直腸へと送ってやることができずに便秘になってしまいます。こんな人は、体力をつける運動と食物繊維をよくとる ことが大切です。
    • b. けいれん性便秘
      大腸が過敏で緊張が強く、大腸の下流部分(S状結腸や直腸)の内圧が上がってしまうため、順序よく便を下流へと送れなくなってしまった状態です。便秘と下 痢とが交互にくる場合もあります。ストレスが多い現代の社会人に多いタイプです。便は兎糞状といわれるように、ポロポロと小さなものしか出ません。また、 腹痛を伴うことが多いようです。
    • c. 直腸性便秘
      これは習慣性のものです。便が直腸に達して便意を催しても、常に我慢してしまうと直腸の感受性が落ちていつのまにか便意が起らなくなってしまいます。朝の 出勤前に時間のない、サラリーマンや主婦に多いと言われています。
  • 器質性便秘(症候性便秘)
    器質的便秘は原因となる病気が有る場合です。大腸癌など、時に迅速な対応を必要とすることがありますので注意が必要です。
    癌以外でも腹腔内臓器の炎症などにより腸管の狭窄や運動麻痺をきたし、腸内容の通過障害を出現するものや、内分泌疾患、神経疾患、薬物中毒などによる腸 管運動の麻痺によるものがあります。
  • 薬剤性便秘
    薬剤の使用により副作用として便秘が起こることがあります。主治医の先生に相談してみましょう。
便秘を治すには?

大腸の動きだけに固執するのは誤りです。内臓はそれぞれお互いに影響しあって活動しているわけですから、他の器官も含め全身的に活力のある状態にすること が便秘の解消法といえるでしょう。便秘の治療には生活様式の改善、食事療法が基本です。自発的な排便を促すように心がけましょう。

  • 規則正しい排便習慣。必ず朝食を摂るようにし、その後、排便する努力を続ける。朝食は胃・結腸反射を誘導し、1日で一番大きな大腸の蠕動運動を誘発させます。たとえ便意を 催さなくても、朝食後は一定の時間にトイレに行くようにしましょう。
  • 排便に関与する腹筋などの筋力低下を防ぐために、腹筋運動など適度の運動をしましょう。適度な運動により消化管の通過時間は短縮します。
  • 毎朝起きる前にお腹をマッサージ。時計方向に。
  • 起き抜けに冷水を飲む。大腸を刺激する。
  • 寝る前にも適度な運動、マッサージを。
  • 下剤はあまり飲み続けないようにする。自分の力で排便できなくなる。特に強いものは避けましょう。
  • 食物繊維は便のかさを増やし大腸を内側から刺激します。水分が多すぎれば吸収し、少なくて硬い便には水分を分け与えて柔らかくする働きがあります。腸内細菌のエサにもなります。
  • 乳酸菌は筋肉、神経の働を良くするビタミンB1を大腸内で繁殖させ悪玉菌を減少させます。

医療安全管 理室ができましたセーフティマネージャー 大石 タケ子

「患者安全」という概念が社会的にクローズアップされています。これまでも当院では医療安全への取り組みを実施してきました。

病院内でヒヤリとしたこと、ハットしたことを報告し大事に至る前に危険の芽を摘んでいくことが大切です。報告を受けてシステムの整備、教育や研修を実施 する部門が設置されていますし、治療経過で予測に反した結果となったものについて調査、検証し同じようなことが起きないように対策を講ずる機関もあります。

このような活動は委員になった人たちが報告書の分析・集計をしたり、調査書作成、事故情報の広報、研修企画などしていましたが日常業務と平行して活動す ることは容易でありませんでした。医療安全管理室を設置し専任のセーフティマネージャーが配置されたのは、それらの活動がより円滑に行われることが目的の ひとつです。

また県立病院間の情報交換を積極的に進め、安全への取り組みをお互いに評価しあう活動も始めます。他の病院の安全対策を参考にすることで自病院での安全 の取り組みを見直す意識が触発され、医療安全活動のマンネリ化防止になると思います。

病院という組織は多様な職種の集まりですが、誰もが患者さんの安全を最優先に考えていくことができるよう働きかけていきたいと思います。

医療事故にあわないためには病院に行かないことだという冗談めいた話もありますが、病院職員だけが気をつけても限界があります。患者さんの協力をお願いすることもあります。

最近のヒヤリハット報告ですが
・「○△さんですね」とたずねたら「はい」と答えたので採血したがその患者さんは○△さんではなかった。
・「□×さんどうぞ」とCT検査に呼び入れたら患者さんが入ってこられたがその人は□×さんではなかった。
ということがありました。このようなことがないように、患者さんからお名前を名乗っていただくことも有効だと思います。医療従事者と患者さんの双方で安全を意識していけたらと思っています。

新病院情報コーナーNo.13

Q:
医療費の支払いなど窓口での会計システムはどのように変わ るのですか。
A:
新病院ではオーダリングシステムにより会計伝票による入力がなくなります。これによって支払い計算にかかっていた時間がなくなり患者さんにより早く診療費をお知らせすることができます。
もうひとつは自動支払機の導入により窓口で並ぶこともなく診療費のお支払いができるようになります。機械の操作についてはお近くの病院職員がお手伝いいたしますのでご安心ください。

投書箱から

《患者さんからの声》
この度主人の肺炎でお世話になりました。先生は○○先生でした。丁寧に熱心に診ていただきました。看護師の方々も明 るく親切で仕事熱心で感心致しました。ありがたく、感謝しております。3年前の5月にやはり肺炎で入院した時も皆様によく世話していただき気持ちよく退院 いたしました。その時の院長先生のお書きになった院内新聞のような物を読んだ記憶には、良い病院にしようと努力されているご様子を強く感じました。そして 今一層良い病院になっていると思います。
それから、夜間窓口のガラス戸の汚れが気になりました。

*回答*
このような言葉をいただきありがたく思っております。今後も患者さんに喜んでいただけるよう努力していきたいと思います。
夜間窓口のガラス戸の清掃については、早急に対応しました。
なお、病棟等の窓ガラスについては、年1回順次清掃を行っています。