院外報・新発田病院だより

Web版新発田病院だより 第22号2006年5月

就任のごあいさつ
県立新発田病院 看護部長 武田 みゆき

4月1日付けで、県立柿崎病院より看護部長に着任いたしました。住まいは上越高田です。

3月末、アパートを探しに市内を車で移動していると、突然巨大な建物が眼に飛び込んできました。建設中の新新発田病院です。天を突くようにそびえるその壮大な姿にしばし圧倒され、同時に全くの「想定外」だったとはいえ、今回わが身が負った責務の重さを改めて痛感し、身の引き締まる思いがしました。

赴任当初は絶え間なく鳴り響く救急車のサイレンや患者様に関する情報の膨大さに戸惑うばかりでしたが、ようやく師長さんたちの顔と名前、病棟名も一致するようになり、少しずつではありますが新しい環境にも慣れてきたように思います。

今、新発田病院では、11月の新病院開設に向け、「新発田病院新築移転・プロジェクトX」とも言うべき一大プロジェクトがめまぐるしく、かつダイナミックに進行しています。電子カルテやオーダリングシステム等、最新鋭の医療システムを搭載する新病院は、県民はもとより県内外の医療関係者からも大きな期待が寄せられています。その「夢」のプロジェクトに今年から私も一員として参加できることは、大変光栄に感じております。

新新発田病院では、縦糸には「高度医療・急性期医療の機能」を、横糸には「一人ひとりを大切にする思いやりの心」を織り込みながら、「人に優しい、人が優しい」ホスピタリティ溢れる医療空間を目指し、看護部としての役割を果たしていきたいと考えています。

二の丸の桜をゆっくり愛でる余裕もないまま、気がつけば風薫る新緑の季節となってしまいました。まだまだ慌ただしい毎日ですが、来月には初夏を彩る五十公野公園の菖蒲を観に行けるようなゆとりを持てたらな、と思う今日この頃です。

最後に、微力ではありますが誠心誠意精励してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

健康のためにちょっと役立つ話健康のためにちょっと役立つ話
うちの子、小さすぎないかしら?

小児科 田口 哲夫

学校や幼稚園・保育園へ行く時・帰る時、そして遊ぶ時、たいていは同学年の子たちと一緒ですね。同じ年齢だから体格は同じくらいのはず、普通そう思います。でも当然個人差はあって、大柄な子もいるし小柄な子もいます。大きい子の場合はそう心配されることはないのですが、自分の子が小柄だとどうしても気になるものです。10歳代半ばまでは身長は伸び続けますので、そのうちに追いつくだろうと考える方も多いでしょうが、反対にこのまま身長が十分に伸びないで人並みはずれて身長が低いまま成長が止まってしまったらどうしよう、と心配になるのももっともなことです。

身長が低すぎる状態を低身長と言います。どのくらい低ければ低身長と診断するかというのは、深く考えるとかなり面倒な問題ですが、今のところ次のように考えられています。男女別に各年齢で100人を無作為に選んで、身長の低い順に一列に並べたと仮定します。そして、低い方から2〜3人を「低身長」とすることになっています。その境目の身長は各年齢ごとに統計学的データに基づいて決められており、表になっています。その表は小児科の外来においてあり、ご希望でしたら、無料でお分けいたします。

このような基準で「低身長」と診断されたとしても、だから病気だというわけではありません。低身長の原因は次の段階で検討することになります。

低身長と判断されたら、次は左手のレントゲン写真を撮ります。これによって骨の状態が何歳相当であるか確認します。身長を決めるのは骨であることを思い出してください。身長の問題は即ち骨の問題なのです。暦の年齢に比べて著しく骨の発育が遅れているときは、身長を伸ばすために必要な何かが不足している可能性があります。

同時に多くの場合、血液検査をします。その目的は、骨の主成分カルシウム、骨をのばすホルモン(成長ホルモンと甲状腺ホルモン)等が不足していないかを調べることです。女の子の場合は、遺伝子の塊である染色体の異常が原因のことがあるので染色体分析も行います。

血液検査で異常が見つかった場合、病気があって身長が伸びないことが考えられます。しかし、異常が見つかることは少なく、特に治療が必要ではなくて、見守るだけのことが大部分です。検査上異常のない子の中には、いわゆる「おくて(医学的には思春期遅発症)」のこともかなりあります。つまり、小学生から中学生のときは子どもっぽくて身長が低く、中学生の後半から高校生の頃になって、遅れて二次性徴が出てくると同時に急激に身長が伸びて同級生に追いついてゆく、こんな発育パターンです。親がおくてであった場合はお子さんも同様である可能性が高まります。

少ないとはいえ、血液検査で異常が見つかるケースはあります。このような場合は、更に詳しい検査が必要で、たいていは入院精査をすることになります。その結果病気が見つかれば、それに対して治療ができる場合もありますので、おやっ?と思ったら小児科外来へご相談ください。

精神衛生相談員とは精神衛生相談員 中村 美穂子

精神衛生相談員とは・・・

同じような仕事をする人の中には『精神保健福祉士』『精神保健福祉相談員』『ソーシャルワーカー(ケースワーカー)』『PSW(精神科ソーシャルワーカー)』等と呼ばれていることもあります。精神障害を抱える当事者や家族などから、主に福祉的な様々な相談をうけ、調整などおこないます。医療や保健の分野だけでなく、行政や福祉の分野などに配置されています。

相談内容は・・・

例えば病気についての不安、金銭的なこと、仕事のこと、利用できる制度や手続きが知りたいなど。退院して病気と付き合いながら、地域で当たり前の生活をするときに、どんなことに困って、どんなサポートを必要としているのか、医療とは違った視点から、当事者や家族などと一緒に考えていきます。

相談をするためには・・・

予約なしでも、空いていれば相談は受けられます。ただし、不在にしていたり、ほかの方の相談中の場合は受けられませんので、あらかじめ電話などでご連絡くださると日時の調整ができ、スムースです。
相談に関して秘密は守られます。相談料はかかりません(無料です)。

電話:0254-22-3121(内線618)
場所:北3病棟内
月曜日〜金曜日 8:30〜17:00頃

自分だけ、家族だけで悩まず、相談してみませんか?

新病院情報コーナーNo.12

Q:
診療科はどのように変わりますか。
A:
新病院では、現病院の18診療科(内科、循環器科、小児科、外科、整形外科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、泌尿器科、精神科、神経内科、放射線科、脳神経外科、麻酔科、呼吸器外科、心臓血管外科、リハビリテーション科)に口腔外科を新設し、19診療科体制で地域医療、高度先進医療等の診療機能の拡充を図ります。
また、併設されるリウマチセンターには、リウマチ科、リハビリテーション科の2科が設置され、専門病院として本県のリウマチ医療の中核を担うため、医療機能の充実を図ります。

投書箱から

《患者さんからの声》
看満点の看護師さんが大勢いられました(私が男なら惚れたかも…と思うような)。明るくて、やさしくて、メロディーのような話しかけ、本当にありがたいと思いました。これは満点の大事な要素です。
が、これが時により、その明るさが逆反応すると感じたことがありました。こちらがぐーんと体調の悪い時の感じかたでした。
ぴちぴちと若い看護師さんなればこその“ステキ”とその裏側にある深い暖かさもお持ちの県立の看護師さんと数人めぐり逢うことが出来、私は幸せな入院生活をさせて頂きました。ありがとうございました。これからの時代、年寄り向きの対応が必要になって来ると思いますね。赤チャンあつかいではなく…。

*回答*
話し方が満点の看護師がいると誉めていただきありがとうございました。
また、ご意見のように患者さんの年齢や病状、時と場所を考え、その場に合わせた対応をしなければならないと考えます。
満点の看護師が大勢いると評価していただけるよう、患者さんのお一人お一人に合わせた話し方、対応が出来るようお互いに注意しあい改めていきたいとおもいます。